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本を書く医師 Top口内炎の再発を防ぐには




口内炎の再発を防ぐには


 またできた。唇をめくると痛くて白い水ぶくれ。医学的には 「アフタ性口内炎」 と呼んでいます。

 真ん中が浅くくぼんだ白っぽい潰瘍 (アフタ) が、口の中の粘膜や歯茎に1個から数個でき、約10日から2週間程度で治ります。口角がひび割れて、口を開けると切れてしまう口角炎も口内炎の仲間です。
         
 食べ物や飲み物がしみて、うっとうしいですし、しょっちゅう再発するとなると何か大きな病気のサインじゃないかと心配になる人もいるでしょう。この口内炎の犯人は、ずばり、口の中の小さな細菌です。

 その数は驚くなかれ数十億匹にものぼり、口の中にできた傷に菌が入り込んで、増殖することで口内炎になるのです。

 でも安心してください。唾液には抗菌作用があるので、唾液がしっかり出ていれば口内炎になる前に傷を治すことができます。

 この逆に、風邪やアレルギー性鼻炎で鼻が詰まると、口内炎ができやすくなります。これは、口の中が乾燥して唾液の抗菌作用が低下するからです。この場合はマスクをすれば、口の中のうるおいを保てます。

 さて、問題は、同じように細菌が住んでいて、同じように唾液が出ているのに、口内炎を繰り返す人と、滅多にならない人がいることです。歯並びが原因のこともありますし、遺伝が関係するともいわれていますが、実はその原因はよくわかっていません。

 よく耳にするビタミン不足についてはどうでしょうか。ビタミン、特にビタミンB2が不足すると口内炎ができることがあるのは確かです。そのため口内炎に対する飲み薬には、たいていビタミンB2を含む各種のビタミンが配合されています。

 しかし、残念ながら、ビタミン不足を原因とする口内炎は全体の10~20%しかありません。そのためビタミンを摂取しても口内炎の再発を防げない人が大部分です。
     
 現時点で再発防止に最も有効と確認されているのは、日頃から丁寧に歯磨きして、殺菌成分入りのうがい薬や洗口液で口の中をすすぐことです。

 ある実験では、1日3回うがいを続けたところ、口の中の細菌が10分の1程度に減少し、再発の回数が大きく減ったそうです。塗り薬を塗っている人は、薬が流れてしまわないように、うがいのあとで薬を塗ってください。

 口内炎には、この 「アフタ性口内炎」 の他に、ウィルスやカビ、アレルギーによる特殊な口内炎もあり、その場合は特別な治療が必要です。また喫煙による 「ニコチン性口内炎」 は癌に変わる恐れがあります。

 正確に診断するのは専門家でないと難しいので、ある場所にできた口内炎が2週間以上治らない場合は、必ず歯科か耳鼻咽喉科で診察を受けてください。




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       医師兼著者、医学翻訳者によるオリジナル記事を掲載しています。
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