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本を書く医師 Top翻訳出版するために (後) ~邦訳の有無を確実に確かめるには
                


翻訳出版するために (後) ~邦訳の有無を確実に確かめるには


こんにちは。キーウィです。

 そもそも、邦訳書の有無、正確に言うと、その本の版権 (翻訳権) が日本の出版社に売れているかどうか、一番よく知っているのは誰でしょうか。それが翻訳エージェントです。翻訳エージェントは面白そうな洋書を発掘して日本の出版社に紹介しているだけではありません。もっと大きな仕事をしています。

 日本の出版社が翻訳書を出版しようとする際は、海外にいる原著者と直接交渉するのではなく、両者の間に、原著者の委託を受けた海外のエージェントと、日本の翻訳エージェントが入ります。
              
 つまり日本の出版社は翻訳エージェントを通して海外のエージェントに働きかけ、その海外のエージェントが原著者との間で交渉して、無事に契約が成立して初めて翻訳出版が動き出す仕組みになっているのです。そしてエージェント二社は既定の手数料を受け取ります。

 ということは、洋書ビジネスのプロである翻訳エージェントに問い合わせれば、版権に関する情報が手に入りそうですね。しかし、そうは問屋がおろしません。内外のエージェントのウェブサイトにはこう書いてあります。

 「版権については出版社を通じてお問い合わせください。個人の方がお問い合わせくださってもお答えいたしません」

 いろいろ事情はあるのでしょうが、このルートは翻訳者には閉ざされているのです。先日、有名な出版翻訳者さんが数名参加した対談記事を読んだところ、そこでも 「版権があいてるかどうかは (自分では) わかんないですからね…」 という発言がありました。

 結局、邦訳の有無は Amazon で調べる程度で、見切り発車で企画書を作成して、その後で出版社からエージェントに問い合わせてもらい、版権が空いていないと判明したら泣く泣く企画書を引き取るしかないのでしょうか。

 いいえ。ドアを開ける方法が1つあり、情報を事前に得たことが何度かあります。
     
 それは、原書の出版社もしくは原著者に直接メールを送り、版権が売れているかどうか教えてもらうのです。私の経験では、版権がまだ売れていない場合は直ぐに返信があります。

 しかし、教えてもらえるかどうかは、あくまでも相手の好意次第です。というのは、版権の管理を出版エージェントに委託している以上、この人たちが問い合わせに答える義務も必要もないわけですから。

 この記事を読んで、自分もメールを送ってみようと思った人は、マナーを守って謙虚な気持ちで書いてください。そして、残念な結果が帰ってきたとしても、「なあんだ」 で終わらせるのではなく、わざわざ返信してくれたことに対するお礼のメールを送りましょう。日本の翻訳者はマナーが悪いと思われたら、他の人にも迷惑がかかりますから。