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本を書く医師 Top翻訳の創造性
                

翻訳の創造性


こんにちは。キーウィです。

 対談の音声テープからの書き起こし翻訳をしました。対談といっても数人の専門家が和やかに議論しているものです。こういう仕事は好きですね。一人の語りでもいいのですが、複数だと、さらに面白い。

 英語で話しているのですが、声の高さや大きさ、口調、固い単語を使うかどうか、また、他の人の話に口をはさむかどうか、語尾が下がるか上がるか、俯いているか正面を向いているか、などから一人一人のキャラクターが何となくイメージできるのです。
          
 この人はとつとつと話すけれど一言一言が的を射ている。みんなも分かっているから決して口を挟まない。逆にこの人は一生懸命で少し世間知らずで、本人は大真面目なんだけど、何か話そうとすると、どこかでくすくすっ…と笑いが漏れる。みんな、この人が好きなんだな。

 映像はなくても、こんなふうに勝手にイメージをふくらませているうちに、ラジオドラマを聴いているような気分になります。

 ラジオドラマと言えば、寝る前にオーディオブックを聞いています。オーディオブックというのは朗読の音声データのことで、海外のサイトから版権の切れた古典的な作品を無料でダウンロードできますし、最近は新刊の発売と同時にオーディオブック版を無料で提供することもあるようです。

 新刊を無料で聴けるとなると、だれも紙の本を買わないんじゃないかと心配になってしまいますが、調査によればオーディオブック版をダウンロードした人の半数以上が書籍版を買うそうです。どんなにIT化が進んでも、紙の書籍でないと読んだ気がしないという人が意外に多いのですね。

 それはともかく、内容とは別にオーディオブックの良し悪しを決めるのが読み手です。読み手はプロのナレーター、俳優さん、ボランティアなどさまざまですが、技量以外に、内容と声質の相性もありますね。
    
 これまでに聴いた中で読み手が素晴らしいと思ったのはジュール・ヴェルヌの神秘の島です。主要な登場人物5人の声色が見事に演じ分けられていて聴きごたえがありました。同じ画面からダウンロードせずに試聴もできます。